増改築について！
本日のテーマは増改築についてです。皆様の中には、今後増改築をご予定されている、
方も少なからずいらっしゃると思いますが、いざ増改築をされる際に注意しなければならない点や、
ご予算の点でお悩みになられることだろうと思います。そのために今日はそんな方々に少しでも、
お役になれるよう、増改築についてを何点かご説明させていただきたいと思います。
まず初めに、増改築とは何なのか？増改築とは、増築と改築を一言でまとめたことを指しています。
増築とは、一般的に既存の建造物に建て増しを行い、床面積を増やす工事のことです。骨組みや、
構造から作り直す場合や、敷地内に新しい構造物を作ったり、平屋の建造物を2階建てにするなど、
増築にはさまざまな方法があります。
改築とは、一般的に既存の建築物に外部や内部に手を加えることであり、これをリフォーム工事と
呼ぶこともあります。しかし、改築を行った際に既存の建築物と全く異なったものに変化した場合には、
新築や増築といった扱いになります。これら上記の2つをまとめて指しているものが｢増改築」です。
では次に増改築のメリットについてお話しします。増改築を行うにあたって大きなメリットが、
3点ほど挙げられます。まず1つ目は、新築に立て替えるよりも全体的な費用が安く済むということです。
新築に立て替えるとなると解体費用や引越しの費用などが余分にかかってきてしまいます。それに比べて、
増改築はそういった余計な費用を抑えられることができ、なおかつその浮いた費用を、工事にまわすことで、
より良い住まいにすることができます。2つ目のメリットは、住みながら工事を進められるということです。
新築などの場合は、工事の間、仮住まいなどで暮らさなければならないこともありますが、増改築の場合は
基本的に仮住まいは不要となります。やはり、住み慣れていない家での生活は短い期間であっても何かと
不便なことが多いと思われます。その点増改築の場合は、普段から住み慣れている家で住み続けながら、
工事が終えるのを待つことが出来ます。3つ目のメリットは、10㎡以内の増築であれば、確認申請が不要
であるということです。しかし10㎡以内であれば絶対に確認申請が不要となるわけではなく、
その地域が防火地域であったり、準防火地域などであれば確認申請が必要となってきます。
なので工事を行う際は、そういった細かい点についても業者の方とお話しするようにしましょう。
次に増改築の注意点いついてお話させていただきます。例えば、平屋の住まいを2階建てにするといった場合は、
構造耐久などを気をつけなければなりません。地震が起きた場合などに、2階の重さや力に1階が持ちこたえなければ
ならないのですが、たいていの場合現在の耐力壁ではもちこたえることは出来ません。なので、平屋に2階を
増築させたりする場合は、1階に耐力壁を増設する必要があります。他にも、古い部分と増改築の部分で、
狂いが生じしてしまい、後々雨漏れなどで本来しなくてもよい工事をするはめにもなったりしてしまうので、
そのようなことが起こらないように未然に業者の方々とお話をし、信頼できる業者にお任せするようにしましょう。
リフォーム会社には様々な業種があり、どのような会社にお願いするのかが増改築を成功させるための、
大きなポイントとなります。そこで、どのようなリフォーム会社に依頼すべきなのかという点について、
皆様にアドバイスさせていただきます。
まずおすすめとされるのは、増改築の構造を熟知していて現在のお住まいを建てられた、
ハウスメーカーや工務店が挙げられます。木造の住まいであれば、地元の工務店でもよいかもしれません。
木造住宅の構造も熟知していて、地元の工務店であれば事前に評判などを聞いておくことで、
安心して任せることができるでしょう。もし地元のハウスメーカーや工務店ではなく他の会社に任せる場合は、
その会社の信頼度を見極めるために、｢各種保険に入っているか｣｢アフターサービスが充実しているか」
｢社内での工事検査を行っているか」「建築業の許認可を受けているか」などの点をチェックし、
その会社の経験や実績などをみきわめるようにしましょう。さらに、工事の担当営業者の対応なども
気にかけるようにしましょう。対応の悪い担当の方だったりすると、お客様の要望などを全く理解せずに、
工事を進められてしまいます。それらがトラブルにもつながるケースは少なくはありません。なので、
担当の方の人間性を見分けるのもポイントの1つに挙げられます。
これらのように増改築を行うことによって、注意すべきポイントはいくつもあります。これから、
子供が増えて増改築をお考えになられる方であったり、老後のために住みやすい住まいにするために、
増改築を検討されている方がいらっしゃいましたらお気軽にご相談されてください。
