鉄筋コンクリートの構造形式
鉄筋コンクリート構造の代表的な構造形式には、
柱や梁で構成されたラーメン構造と、
厚い平板でつくられた壁や床で構成された壁式構造があります。
○ラーメン構造
ラーメン構造は柱と梁の接合部を剛接合とした門型の骨組の構造です。
これに、壁や床や屋根などのスラブ《鉄筋コンクリートの厚い平板》を合わせて一体にしたものを主体構造といいます。
この構造は、いろいろな建築物に広く用いられますが、
とくに共同住宅や学校の校舎などに採用されています。
○壁式構造
壁式構造は壁と床・屋根などのスラブを一体にした構造で、
壁が柱と梁の役割を兼ねています。
一般にこの構造は、開口部が比較的小さく壁の多い共同住宅などに多く採用されています。