漆喰工事
昔は、海藻を炊いて、のりを作り、消石灰、麻(麻の繊維)、藁を混ぜ合わせ作られていました。
各地方によっては、混ぜ合わせる材料が異なりますが、主に石灰です。
今では、合成樹脂や化学繊維を使用した製品があります。
昔から使われて今に至るものには、それだけ良さがあると思います。
城壁、塀の壁、屋根の面戸など雨、風から住まいを守るために、使われています。
代表的なのは、日本のお城です。
漆喰は住まいを守るだけではなく、住まいを美しく見せます。
屋根の漆喰の剥がれ
瓦と瓦を接着させるために用いられる漆喰、瓦は半永久的ですが、
漆喰は、年月が経つと老朽化します。
漆喰が剥がれて、すぐに、雨漏れすることは、極稀です。
それより先に、赤土が流れ落ち、瓦がずれたり、雨樋の中に泥がつまり、
雨樋の水の流れが悪くなり、雨樋が痛みやすくなります。
漆喰つめて雨漏が止まるわけではなく、なぜ、漆喰が剥がれたのかを調べる
必要があります。
ただの漆喰の老朽化であれば、漆喰を面戸につめ補修します。
棟から雨漏れするようでしたら漆喰工事ではなく、
棟の取り直しが、必要になります。
その見極めが大事だと思います。
何かご不明な点がございましたら気軽に連絡ください。