木構造について
木構造は、木材を組み立ててつくる構造です。
構造形式 木構造の構造形式は、部材の構成方法により、在来軸組構法、木造枠組壁構法、その他の構法にわかれます。
在来軸組構法は、木材で土台、柱、桁、梁などの主要な部材を組み立ててつくる
架構式の構造形式である。まず、コンクリートの基礎の上に木材の土台を設置し、
壁の骨組み、屋根の骨組みを組み立てていくきます。
この作り方は、長い間に変化や改良されながら日本に広く普及してきた構法です。
木造枠組壁構法(ツーバイフォー構法)は、規格で定められた数少ない種類の断面の木材
を使用して、その木材で枠に構造用合板などの面材を打ちつけた、
床枠組み、壁枠組みで組み立てて一体化する構造形式です。
この構法は、アメリカ、カナダで発達しました。
この構法による工事期間は、在来軸組構法にくらべ短くなります。
その他の構造形式、その他では丸太組構法、木質系プレファブ構法があります。
丸太組構法、丸太や角材を水平に積み重ね、隅角部または交差部を井桁のように
積み上げて壁とする構法です。
日本では、校倉造りなどで、近年では、ログハウスと呼ばれる構法です。
木質系プレファブ構法、建築現場での生産性を高めるために考案された構法です。
従来の現場生産を中心としたつくり方を一新し、規格化された建築部材をあらかじめ工場などで
生産し、現場で組み立てます。
小さな断面の木材を用いて枠組をつくり、これに合板などを張った壁、床、屋根用パネルを組み立てて
つくる構法です。