ふすまの張り替え1
板ぶすまの構造
板ぶすま(戸ぶすま)は、廊下や洋室とのしきりに使われることが多い、もっとも一般的なタイプのふすまです。
組子の両面にベニヤ板が張りつけられ、その上にふすま紙が張られています。
本ぶすまと違って、枠を取りはずすことはできません。
芯材がダンボール紙や発泡スチロールでできたふすまも、張り替える方法は板ぶすまと同じです。
枠はずし
ふすまの枠を取りはずすのに使う
小型のバールです。
引き手用クギ抜き
引き手を固定している細クギを抜くための
専用工具です。
1引き手をはずす
はじめに、ふすま紙を張り替える面の引き手を外しましょう。
上下2カ所に打たれている細クギを、クギ抜きを使って引き抜きましょう。
クギを上手に抜くには、枠はずしで引き手を軽くこじって起こしてから元に戻すと、クギの頭が出るのでクギ抜きでつかみやすくなります。
2枠を養生する
枠にノリがついてしまわないように、マスキングテープを貼って養生しましょう。
テープの幅が足りなければ、2列重ねて貼るようにしましょう。
明日はふすま紙にノリをつける所からご説明いたします。