建築物の基礎
基礎は、建築物の荷重を支え、地盤に伝える部分です。
基礎の形や大きさは基礎底面に生じる力の大きさと、地盤の強さ
を考えてつくられます。
建築物が、傾いたり不ぞろいに沈下しないようにしなければいけません。
基礎の底面の深さは建築物を支えるのに十分な地耐力が得られる
深さ以上とします。
木構造の住宅では、一般に30cm程度です。
ただし、地中が凍結する地方は、凍結する深さ以上になります。
基礎をつくる場合は、まず基礎の位置と基礎の底面の深さを決めます。
基礎の形や大きさを考えて、地面を掘り下げることを根切りといいます。
根切りの底に、砂利や割り石を敷き詰め、突き固めます。
その上にコンクリートを打ち、上面を平らにします。
このことを地業といいます。