コロニアル屋根材
今、新築の屋根に、いちばん用いられている屋根材です。
理由は、瓦に比べ、コストがかからず、早く仕上がるからです。
粘土瓦に比べ、約1/3の軽さなので、建物の軽量化や重心低下になり、
地震の力を、軽減でき耐震性に優れています。
コロニアルは、セメント、繊維、アスベストを混ぜ合わせたもので、
厚みが4.5mmの板状のものです。
現在、販売されている、コロニアル屋根材は、アスベストを使用していませんが、
平成12年前に販売されたものには、若干アスベストが混入されていると思います。
コロニアルは吹き替えが容易
屋根を葺き替えをするときに、コロニアルの屋根だと比較的に容易に出来ます。
理由は、古いコロニアルを撤去するのが容易で、コロニアル、役物、ルーフィングで単純な構造です。
カバー工法で葺き替える場合は、古いコロニアルの上にルーフィングを敷き、
その上に、コロニアルを重ねて張っていきます。
そのために、廃材処分費があまりかからず。アスベストの飛散も防げます。
デメリットは、セメントと繊維できた板状のものなので、地震、強風、積雪なので割れてしまうこともあります。
人が屋根に乗って割れることももちろんあります。
コロニアルは、表面がザラザラなので砂やほこりが、屋根の上に残りやすく、そこに水分が残りコケやカビが生えてきます。
雨が多い地域や北側の屋根によくカビやコケが生えます。
見栄えが悪いだけではなく、コロニアル表面の塗膜の劣化につながります。
コロニアルの割れの差し替えには専用の工具を用いて行い、これがなかなかたいへんです。
アスベスト、平成13年以前のコロニアルの屋根は、アスベストが含まれています。
含有率は10パーセント~25パーセントです。
国の基準では、いちばん基準の低いもので普通に生活しても、問題はありません。
コロニアルを撤去するには、
国の廃棄物処理法で、撤去方法や廃棄物の運搬方法、近隣への告知義務などが厳しく決められており、
アスベスト処理には、多額な費用がかかります。
塗膜の剥がれ
塗膜が、剥がれると、コロニアル自体がもろくなり、水分を吸収してしまいます。
コロニアルの塗装は一般的に10年に一度、遅くても15年ぐらいです。
塗装工事の金額も20万円前後くらいです。
今、屋根材を、コロニアルにするのか、瓦にするのか、板金にするのか、
お考えの方は気軽にご相談ください。福岡県、佐賀県どこでも無料でお見積もりいたします。
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