住環境整備 浴槽
浴槽について 浴槽は、主に和式浴槽、様式浴槽、和洋折衷式浴槽にわけられます。 一般的に高齢者や障害者の方が出入りしやすく、浴槽内で安定した 姿勢を保つのに適しているのは、和洋折衷式浴槽です。 高齢者や障害者の方に適したものは外形寸法で長さ1.100〜1.300ミリ 横幅700〜800ミリ深さは500〜550程度が使いやすいです。 特に浴槽の長さは、浴槽に入ったときに、つま先が浴槽壁にとどく 大きさにすることが重要です。 とどかないと身体が前方に移動してしまい溺れる可能性があります。 水栓金具について 浴室では、直接からだにお湯をかけるので、 誤って熱湯や冷水をかけてしまうことがないように シャワー水栓は、確実に温度調整ができるサーモスタッド付き水栓をお勧めします。 介助入浴を考慮する場合は、通常の位置のほかに、 介助者が使いやすい位置や高さにシャワー水栓を増設することも 検討したほうがいいです。 シャワーヘッドでシャワーの吐水・止水を行うことができる 製品を取り付けると、介助者は水栓金具の前に立たなくても介助が可能に なり、水栓金具の操作を省略できるので、介助しやすくなります。 また、本人や家族それぞれ適した高さで使用できるように スライド可能なシャワーヘッド掛けを用いるとよいです。 バータイプのは、手すりとして使用できるものもあります。
